なぜ多くのECサイトではメルマガを読んでもらえないのか?

ノウハウ, マーケティング, メルマガ運用術

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「なぜ多くのECサイトでは
 メルマガを読んでもらえないのか?」

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こんにちは。
新山尚輝です。

ECサイトを運営している以上、
競合のメルマガにも目を通します。

するとどうしても
気になって仕方がないことが…

それは「カタログ的メルマガ」が
氾濫しているということ。


「カタログ的メルマガ」とは
私が勝手に自分で名付けた
メルマガの型なのですが、
その名の通り商品画像がズラリと
並べられたメルマガのことです。

(商品画像と商品名、
 価格の表記がズラリ並んだメルマガ
 といえばピンとくるでしょうか?)


確かに、
取り扱い商品が多い
ECサイトにとっては
「カタログ的メルマガ」
は便利なテンプレでしょう。

「あれも見せたい。
 これも見てもらいたい。」

というのが販売者側の想いですから。


しかし、
「カタログ的メルマガ」には
注意が必要な弱点があります。

それは…

“単なる商品陳列”

になりがちなこと。

なにせ単純に商品が陳列
されているだけでは、
読み手にはその商品が
どんなものなのか
簡単には伝わりません。

つまり読み手にとって
何をしてくれるか分からない商品は
興味なし=存在しないも同じなのです。

「カタログ的メルマガ」を
配信する側の気持ちとしては、
色んな商品に興味を持って欲しいから
ゆえのことと理解はできるのですが

単なるカタログ的商品陳列では、
興味付けをしようとするほど逆に
興味を惹けないというジレンマに
陥るということになるのです。

ではこのジレンマをどうやって解決するか?



それは1テーマに絞ったメルマガを
配信することで解決することができます。

「え?
 でもそのテーマに興味がない人は
 結局読まずにスルーするのでは?」

あなたはそう思うかもしれません。


しかし1テーマに絞るということは
あらゆる切り口からそのテーマを
表現することができるようになります。

当然ながら切り口が増えれば
より具体的なアプローチとなるから、
元々そのテーマに興味がなかった人にも

「あれ?その商品があると便利かもな」

とか、

「ん?ということは
 この悩みも解決してくれるということ?」


といった興味のタネが生まれます。
つまりその商品に対するフックが生まれるので
ページへ訪れてもらいやすくなるのです。

ページを訪れてもらったらもちろん

・その商品を購入して
 いただける可能性が生まれますし、

・仮にその商品が売れなかったとしても
 他の商品に気がついてもらえたり、

・あなたのサイトを認知してもらえたり

という、
“関係性”のタネも育ち始めるのです。


人間はパッと見で商品を
理解することはできません。

だからこそもっと多くの人に
その商品を知ってもらいたいなら

「1テーマに絞った特集メルマガ」

も配信する様にしてみましょう。


きっとお客様からの問い合わせや
ご注文が活性化されていくはずですよ。


P.S.

本文では
「カタログ的メルマガ」の
弱点ばかりを書きましたが、
もちろん強みもあります。

それは
・メルマガ作成が効率的であること
・高認知商品を効率的に案内できること
・画像認識が好きな人に刺さりやすいこと

などが挙げられます。


つまり、

「カタログ的なメルマガ」と

「1テーマだけのメルマガ」を

バランスよく配信していければ
取りこぼしのない情報発信が
可能になるということなんですね(^^)

他のノウハウもどうぞ→  メルマガ作成コストをペイするには?

新山尚輝(にいやまなおき)

1976年生まれ。ECサイト運営歴15年の現役ECマーケッター/セールスコピーライター。
さまざまな運営トラブルに見舞われ限界まで心身のダメージを負うも、セールスコピーライティングとコミュニケーションライティングを融合した独自のメールマーケティングメソッドで売上を3.2倍に成長。
関係性構築をビジネスの最重要ポイントに掲げ、会員制ECサイトの売上アップにコミットするノウハウを提供中です。
1児の父。ECサイト大好き。音楽大好き。Apple大好き。詳しいプロフィールは→コチラ

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