マーケティングはPTAの課題を解決するか?

ノウハウ, マーケティング

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「マーケティングは
 PTAの課題を解決するか?」
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突然ですが今回は、
ECと無関係の話題です。

とは言えこの話の本質は、
多くの方が抱える共通の
悩みに重なると思います。

いくらでも参考になれば、
と記事にしてみました。
今回もどうぞ最後まで
お付き合いください(^^)

▼ ▼ ▼ ▼ ▼

前回のメルマガ配信後、
読者さんのお一人から
ご質問をいただきました。
(ありがとうございます!)

「今私は小学校PTAの
 役員をしています。
 2つの課題をクリアするのに
 マーケティング的な視点が
 有効だと感じています。
 新山さんならどう考えますか?」

うん。
とても面白いご質問です(^^)

僕も小学生の子を持つ1人として、
PTA問題は難題だと感じています。

そこにマーケティングの視点を
持ち込んできた読者さんの
鋭い洞察力に気付きを授けられ、
逆に感謝を述べたいです(笑)

そして大変なお役目を
果たされていることを
心から尊敬すると共に、
ご苦労もあるだろうなぁ…と
想いを馳せています(^^)

それでは2つの課題を
見ていきましょう。

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課題1.
PTAの存在意義を周知したい

課題2.
保護者の意識をPTAに向けたい

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これらの課題を聞いた時に
僕は何かと似ているな、と
直感的に感じてしまいました。

あなたは一体
何だと思いますか?


それは、

「会社組織」や
「チームビルディング」

の課題と似ているな、
ということ。


きっと
これをお読みのあなたにも
実感があると思うのですが、

人は強制や強要では動きません。

いや正確には、

「動かせない」

と言うのが現実でしょう。


それを踏まえた上で、
課題1を解決するために
最初にするべき事とは…


「運営側の想いを
 聞き入れてもらう
 ための環境づくり」


だと思うのです。

すると運営側は、
次の問いかけを真剣に
追求しなければなりません。

PTAを…

・何のためにやるのか?
・どうあるべきなのか? と。

つまり
運営にあたってのミッションや
参加する側のベネフィットを
明確にすることが先決なのです。


そして、
ここが決まればその次は…

「どう伝えるか?」

の段階に入ります。


経験上、
ミッションを
高純度で伝えるためには
読み手の感情を
動かすことが必須です。

すると、
つい意識してしまうのが

「どう言おうか?」

ということ。

でも…
少し待ってください。

この際、
言い方は後回しにしましょう。
なぜなら
もっと重要なことがあるから。


もっと重要なこと

それは…

「何を言うか?」

ということなんです。

PTAの定義を振り返ると…

“子供のために親と教師が協働する組織”

であることが再確認できます。

つまり、
ここで言うべきは

『子供のための
 活動をしている組織』

という
活動の本質になるのです。

誰しも人の親であれば、
子を思う気持ちは変わりません。

子供のための活動に
励んでいることを
真剣・真摯に伝えれば

保護者の感情を動かすのは
そう難しくはないはずです。

広報誌などをフル活用して
運営側の真摯な想いを
繰り返し繰り返し伝え続ければ、

1つ目の課題である

「PTAの存在意義を周知したい」は

解決させられるのではないでしょうか。


その為のテクニックとして、
PTAメルマガを創刊したり
動画チャンネルを活用するのも
想いを届けるのにピッタリです。

そして課題は2つ目に。

2つ目の課題は
より難易度が上がります。

なぜならば

「保護者の意識を
 PTAに向け続ける」には

より強い共感が
必要になってくるからです。


確かに
ミッションを正しく伝えれば
共感は集まってくるでしょう。

しかし、
そこでハードルになるのが
「古臭い決まり事」です。

たとえば、
必然性が薄いのに
「伝統だから」と
慣例化していることなど。

保護者の目線からすれば、
慣例化している決まり事ほど
不信のタネとして燻り続ける
要素は他にありません。

つまり、
そこにメスを入れないことには
本当の共感を得るのは難しい、
と言えることになるでしょう。

だからこそまず運営側が、

「慣例化している決まり事」

を自ら壊す姿を見せるのです。

その時にはじめて、

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課題1.
PTAの存在意義を周知したい

課題2.
保護者の意識をPTAに向けたい

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の2つは達成されることに
なるのではないでしょうか?

と、ここまでで既に
お気づきと思いますが、
これはやはり一種の
マーケティング論です。

目的を成就させるために
必要なステップを
1つずつクリアさせていく。

うん。
やっぱり根幹は同じですよね。

きっとあなただったら、
解決に向けての様々なアイデアが
浮かんでいるのでは無いでしょうか?

今回の例のように、
何かの課題が生じたときは
落ち着いた心構えを持ち、
マーケティング思考で考えて
みるのも良いかもしれませんね(^^)

他のノウハウもどうぞ→  伝える順番を変えれば

新山尚輝(にいやまなおき)

1976年生まれ。ECサイト運営歴16年の現役ECマーケッター/セールスコピーライター。
さまざまな運営トラブルに見舞われ限界まで心身のダメージを負うも、セールスコピーライティングとコミュニケーションライティングを融合した独自のメールマーケティングメソッドで売上を3.2倍に成長。
関係性構築をビジネスの最重要ポイントに掲げ、会員制ECサイトの売上アップにコミットするノウハウを提供中です。
1児の父。ECサイト大好き。音楽大好き。Apple大好き。詳しいプロフィールは→コチラ

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