キャンセル率を下げるスタッフ教育
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「キャンセル率を下げるスタッフ教育」
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今回はスタッフの教育についてです。
あなたのサイトでは
お客様対応の優先順位を
どのように定義しているでしょうか?
・受注(問い合わせ)受付順?
・処理のかんたんな順?
・それともその場のノリ?(^^;
なんか物凄く低レベルな
ことを言っていると
思うかもしれませんが(笑)
これは意外な盲点なのです。
ほとんどのECサイトは、
1人のスタッフが
同時に何役もこなして
1日を過ごします。
するとどこまでも
効率的に動こうとする
マインドが備わってきます。
「効率的に動ける人員」
というのは本来
頼もしいものですが、
良くない面も生まれます。
それは、ドライに寄り過ぎること。
これがどういうことかと言えば、
作業を処理していく基準が
作業者本位に寄っていくことです。
誰しも面倒な案件は後回しにして、
比較的かんたんな案件を
勢いに乗ってこなしていきたいモノ。
えぇそうです。すごく分かります。
心情的にはよく分かるんです(^^;
しかし、これを許してしまうことで
生じる損失は小さくありません…
例えば受注単価の高い注文には
最初から最後まで細やかな
フォローアップが必要なものです。
しかし
効率優先のマインドになると…
高単価の受注は往々にして
後回しにされてしまいます。
なぜなら他の注文よりも
対応が面倒だから(笑)
すると
受注単価の低い注文ほど
スムーズな処理がなされ、
受注単価の高い注文は
後回しにされるという、
作業者にとって(だけ)の
高効率なルーチンの完成です(^^;
実は受注単価の高い注文は
キャンセル率が高いもの。
お客様にとってみれば
「顔の見えない相手に大金を預ける行為」
になるのですから、スムーズな対応が
なされないのであれば注文時の期待が
不安に変わってしまうのは当たり前ですよね。
不安を覚えたお客様が取る行為は…
そうです。キャンセル依頼です。
当たり前のことですが、
高単価な受注は売上を伸ばす
最重要案件です。
本来ならば何を差し置いても
最優先で対応を進めるべき案件です。
だからこそ高単価な受注から
キャンセルを発生させない為には
スピーディーな対応と、
丁寧なフォローアップを徹底優先しましょう。
私の経験上、
この点についての教育は
繰り返し繰り返し行う必要があります。
もしもあなたのサイトが現在
作業の優先順位を明確にしていなければ
優先順位の認識のズレのせいで
キャンセル率を高めてしまっているかも
しれませんよ。
ぜひこの機会に、
スタッフの皆さんと
受注単価への認識を
擦り合わせしてみてください(^^)