最強のビジネスパーソン現る!
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「最強のビジネスパーソン現る!」
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ECサイトを運営していると
運営に関わるツールなどの
営業をされる機会がありますよね。
たとえば…
・各種ツールの提案や
・広告媒体の提案や
・広告運用代行の提案や
・アウトソーシングの打診や
・SNSマーケティング代行など…
ECサイトは星の数ほど存在していますが、
だからこそ、
ECサイト運営者向けのサービスが
熾烈になるのも理解できますよね。
私はなるべく自分の力で
なんとかしたいタイプなので、
基本的に前述の営業は
全て即座にお断り(笑)
と、いうのも彼らのセールスは
どれも似通っていて、
心に響かないからです(^^;)
彼らのアプローチが
どんなものかと言えば…
電話が7割。
残りの2割がメール。
そして残りの1割がDMという感じ。
ただし内容は、どれも単純に
「提案の機会をいただけませんか?」
というもの。
あまりにもセールスの王道を行きすぎて、
話を聞く気になれないのが正直な気持ちです。
しかし先週、あまりにも強力な
セールスパーソンが私の前に現れました。
彼がどんなセールスを仕掛けてきたのかと言えば…
「手紙」です。
ん?そんなんDMと同じなのでは?
と思いましたか?
私もポストに入った封筒を
遠目に見た時にはそう思いました。
しかし何やら違和感というか…
その封筒が放つ圧がすごい(笑)
なぜなら宛名も差出人の欄も
全て手書きで書かれていたからです。
ダイレクトマーケティングの
権威であるダンケネディも、
「DMは手書きで送れ!」
と指南していましたが
いや、まさにこれを現実に受け取ると
かなりのインパクト!
手書きの宛名に興味を惹かれた私は、
その場で封筒を開けてみると…
驚く事に、なんと本文も全て手書き!
いえ、便箋1枚ぐらいだったら
「これぐらいまでならやるよな」
というところですが…
彼が私に宛てたメッセージは
まさかの便箋で5枚…!
しかも文章は明らかに
私の事をリサーチして書いた事が分かる、
文字通りの私だけへの手紙…
これには彼の本気度を
否が応でも感じました。
真剣に文章を書いてみれば分かりますが、
便箋5枚分もの手紙を書こうと思ったら
間違いなく1時間は要する筈です。
さすがの私も
こんな手紙を受け取ったからには
「一度話を聞いてあげなければ」
と心が動くのも当然のことです。
この手紙が心を動かす理由には
もう一つの根拠があります。
それは「返報性の法則」を使っているからです。
念の為、
返報性の法則を説明すると…
「人間とは、相手に何かをしてもらったら
その恩に対して何かを返さないと気が済まない
または、罪悪感を感じてしまう心理」
の事です。
たとえば…
スーパーの試食
とか
無料の試供品提供
をしてもらった時、
あなたはどんな気分になりますか?
きっと、
「ちょっとだったら買ってあげようかな」
という感じでお返ししたくなりますよね?
つまり今回の彼は、
自分の貴重な時間と手書きの労力という恩を売り、
「せめて話だけでも聞かねば」
という私の心理を引き出したのです。
いやぁ、すげぇ(笑)
デジタル全盛のこの時代において
すげぇビジネスパーソンだ(笑)
しかも売っているのは、
ECサイトのレコメンドシステムという(笑)
私たちがこのビジネスパーソンから学ぶべきは
返報性の法則を使ったテクニックだけではありません。
彼は「手紙」を自分の武器として使いました。
つまりこれは…
メールマーケティングの1種なのです。
読み手の気持ちを慮り、
関係性を構築していく。
彼はたった1回の手紙でこれを成し遂げました。
彼を良い例にして、
良く考えてみてください。
・あなたは相手の気持ちを慮った
メールを送れていますか?
・関係性がより良くなるメール返信の
設計ができていますか?
彼が私の心を大きく動かした通り、
相手への想像と思いやりを深めるほど
あなたの気持ちは確実に相手を動かせる筈です。
さぁ、あなたはどうやって
お客様の心を動かしますか?
今回の話が
あなたのメールマーケティングの
プラスになれれば幸いです(^^)