EC業界の未来
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「EC業界の未来」
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先日、EC業界のこれからについてを
テーマにしたウェビナーに参加しました。
なかなかに大規模なウェビナーで、
GoogleやAdobeそして、
システムベンダーが複数登壇し
プレゼンをするものでした。
そこで今回は、
「EC業界の未来が垣間見えた」
ウェビナーからの気づきを
シェアしたいと思います。
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ベンダー各社による
プレゼンを聞いていると、
ある一つの共通点が浮かび上がりました。
それは…
“AIとの共存が当然“
になってきていること。
超大手のECサイト・Webサイト
だけがAIを導入・活用するのではなく
大小問わず、どの規模のECサイトでも
AIが活用されることになる時代は
そう遠くないのかもしれません。
スゴイですね…
なお、AIを組み込む分野としては
・レコメンド表示
・チャットボット
・サイト内検索
などが、各社のプレゼンの中でも
極端に目立って割合が高かったです。
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ではなぜ、この分野に開発が
集中していると思いますか?
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それは…
顧客行動のデータ蓄積は
人間が処理するのではなく、
AIに処理させるのが高効率だからです。
たとえばFAQの検索や、
サイト内検索においての語句のゆれは、
ユーザーの数だけ無数に
バリエーションが存在してしまいます。
これには単純なスペルミスのゆれも
含まれますし、日本語の場合は、
ひらがな・カタカナ・漢字もゆれの
一つの要素になります。
あまりにも複雑すぎますね(^^;
だからこそ、
ユーザーそれぞれの“意図“
を人力で分析・把握するのは
労力が大きすぎるのです。
AIはこのような、データの蓄積からの
傾向を見出すことに長けていますので、
自ずとこの分野に応用されてくるワケです。
そんな、
人間には分別の付け切れない
データを咀嚼したAIが弾き出す答えとは…
ユーザーそれぞれに
高精度に最適化された
・レコメンド提案
・疑問の解決提案
・検索による商品提案
になります。
すでにお気づきかもしれませんが
これらの分野にAIをフル活用すると、
ユーザーの潜在的欲求までをも満たす
提案が可能になるということ(!)
なにせ、
・探していた商品はすぐ見つかるし
(検索・レコメンド)
・疑問もあっという間に解決する
(FAQチャットボット)
そして、
・これまで自分も気がついていなかった
好みの商品までもおすすめしてもらえる
(レコメンド)
ということですから。
つまり、ユーザーにとっては
購入体験が段違いにスムーズになる上に、
これから欲しくなるであろう
商品の教育までしてもらえるのです。
それと同時に、
サイト内において多くのユーザーが
ストレスに感じるポイント
(疑問・検索結果・商品選択)
は、AIによってリアルタイムに
改善・解消され続ける…
これこそが、これからの
ECサイトというワケです。
う~ん、未来を感じますね(笑)
「AI」というキーワードを聞くと、
人間に反旗を翻すイメージをつい
抱いてしまいますが(古い?笑)
今回のウェビナーで知ったAI技術は
「人間の心に寄り添う」
位置付けにチューニングされていて、
シンプルに関心させられましたね。
つまりAI時代が到来しても
「顧客からはじめよ」
の精神は普遍だということです。
これこそが、本メルマガが掲げる
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技術がどれほど進化しても、
購入体験が便利で
インスタントになっても、
「人の体温が伝わらない
商売は長続きしない」
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を意味することでもあります。
これからも引き続き、
体温の伝わるマーケティングで
コアカスタマーを守り、
育成していきましょう!
▼本日のまとめ▼
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・全てのECサイトに
AI技術が搭載された時代が来る
・AIが果たす役割とは、
人間には処理しきれない
ゆれのあるデータの分析
・しかしAIは
売り手の体温を伝える
ツールとして活躍するはず
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