悪質な誹謗中傷レビューを削除に導く5つのポイント

ECサイト運営術, ノウハウ

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「悪質な誹謗中傷レビューを
 削除に導く5つのポイント」
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今回は前号の続きです。

Googleビジネスプロフィールに
(旧称: Google マイビジネス)
投稿された誹謗中傷レビューを
削除するには2つの方法あります。

1つ目は
【投稿者本人に削除を促す方法】

そして2つ目は
【Googleに削除を申請する方法】

の2つです。


ただしこの方法はあくまで
「自社に非がない場合」
においてのみ有効なメソッド。

具体的な例で言えば

「事実無根の誹謗中傷」や
「事実誤認が懸念される書き込み」

などに該当する場合です。

もしも自社の落ち度が
思い当たる場合は
残念ながらこの方法で削除
を目指すのは困難です。

運営モラルから考えても
本来なら反省をするのが
先にすべきことです。
まずは今後の糧として
真摯に改善に努めましょう。



それでは今回は1つ目のメソッド
【投稿者本人に削除を促す方法】
の説明を始めますね。

この例では
「事実無根の誹謗中傷が
 書き込まれたケース」
と想定しましょう。

↓レビュー例↓
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本当に最悪なショップ。
先月届いたばかりの商品なのに
もう壊れてしまった。

修理を申し出るも、
返事もよこさないし
完全無視のクソ対応。

こういう時は
すぐさま菓子折り持って
謝りにくるのが普通だろ。

こんなショップで買うのは
絶対やめた方がいい。
どうせこんな会社
すぐに潰れるだろ。
失敗したくない人は
ビッグカメラで買うべき。
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…これ私の創作ですが
腹が立ちますね(笑)
リアルですもんね(^^;

で、ここからが相手に
削除を促すアクションです。


その方法とは、
レビュー返信機能を使い
冷静かつ毅然とした
返信を返すこと。
返信例を見てみましょう。


↓レビュー返信例↓
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○○(店名または社名)
でございます。
この度はレビューのご投稿を
ありがとうございました。

せっかくの機会にも関わらず
誠に申し訳ありませんが、
レビュー欄よりはお取引の
履歴確認が出来かねますこと、
当店の販売品に誤りが無かったか
正確な確認が困難であること、
そして一定以上の期間経過の場合は
万が一の不良品に対しても
補償差し上げる術が
残念ながらございませんこと
何卒ご理解下さいませ。

なお該当の商品を当店で扱った時期は
2022年の2ヶ月ほどでございました。
大変恐れ入りますが、
お客様ご認識の時期とは異なるようです。
今一度お確かめをいただきたいのと、
もしもご記憶違いのようでしたらば
本レビューは削除をお願いいたします。

私どもといたしましては、
誤った情報によりGoogle検索の
ご利用者さまが混乱されることは
あってはならないと考えております。

引き続きよろしくお願いいたします。
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いかがですか?
想像よりも長文の返信だと
感じたかもしれませんね。

そうなんです。
相手に削除を促すには、
以下のポイントを
全て伝え切らないと
削除の成功率が
下がるからなのです。

そのポイントとは次の5つ。
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1・公式による返信だと表明すること
2・事実関係は絶対曖昧にしないこと
3・相手への要求を明確にすること
4・要求の理由を明確にすること
5・最初から最後まで一貫して
  相手を立てながら諭すこと。

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中でも
「相手を立てながら諭すこと」は
終始徹底して貫いてください。


なぜならばこの返信は
「投稿者本人」ではなく、
「第三者」に読んでもらう
ことを想定しているからです。


このレビューに辿り着いた第三者は
投稿者のレビューに目を通し、
まずは投稿者の言い分を信じます。
そしてその後は
あなたの返信に目を通します。


通常、企業側の言い分は
信じられにくいものなのですが、
終始冷静な返信がなされていると
そこから流れが変わってきます。

どちらの言い分が
正しいのかを真剣且つ慎重に
考えて読んでもらえるのです。


実はこの5つのポイントとは、
公平公正な印象が持たれる為の
ポイントとも言い換えられます。

公平公正であればあるほど
どちらが正しいか第三者に
伝わりやすくなるのです。


すると結果的に

「これは書き込んだヤツ
 なんか怪しくね?」

と感じてもらえることに。


この状態が出来上がれば
目標は達成されたも同然。


私の経験から言っても、
かなりの高確率で
問題のレビューが
投稿者本人によって
削除される流れになります。

なにせこんな
諭され方をされれば…

・良心が痛むか、
・惨めになるか、
・丁寧に扱われて嬉しいか、

のどれかに
なりますからね(笑)


と言うワケで今回は、
【投稿者本人に削除を促す方法】
を、お伝えしました。


本当に凄まじい威力を発揮する
メソッドなのでぜひお試しあれ(^^)

他のノウハウもどうぞ→  あなたが忙しさに飲まれたらお客様もイラついてしまう

新山尚輝(にいやまなおき)

1976年生まれ。ECサイト運営歴16年の現役ECマーケッター/セールスコピーライター。
さまざまな運営トラブルに見舞われ限界まで心身のダメージを負うも、セールスコピーライティングとコミュニケーションライティングを融合した独自のメールマーケティングメソッドで売上を3.2倍に成長。
関係性構築をビジネスの最重要ポイントに掲げ、会員制ECサイトの売上アップにコミットするノウハウを提供中です。
1児の父。ECサイト大好き。音楽大好き。Apple大好き。詳しいプロフィールは→コチラ

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