なぜECサイトの離職率は高いのか?
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「なぜECサイトの離職率は高いのか?」
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ECサイトって、
人手不足に陥りがちですよね?
はい。私も同様の苦しみに
喘いでいるから良く分かるんです(笑)
ECサイトが人手不足になる原因には
いくつかの理由があって…
・さまざまなスキルを身につけるべき
場面に直面しまくる
・業界内の技術革新が早いため
知識とスキルのアップデートが常に必要
・入社前に実務を見たり、
体験する機会が少なく、
働いてみないと向き不向きが分からない
この辺が良くある原因に
なるのではないでしょうか?
なにせECサイトの場合はどうしても
リアル店舗より商品価格を
安くせざるを得ない特性があります。
すると人件費を抑えるために
スタッフ一人あたりの作業が
広範囲に広がることとなるので、
あらゆるスキルが求められる
ことになってきますよね。
これを踏まえて
ハッキリ言ってしまいます。
ECサイトとは
「向上心のない人」には
とてもキツイ職場です。
傍目から見ると…
・私服勤務OK
・デスクワーク中心
・営業活動なし
と、自由な雰囲気が
魅力的なECサイトですが、
リアルな現実は…
「どこかで前もって経験を積むことも、
具体的な業務を想定することもできない」
のです。
だからこそいざ入社してから、
現実とのギャップに苦しんで退職。
これが王道になっています。
しかし人件費を抑えながら
運営することが宿命の
ビジネスモデルなので
離職率が高いのは残念ながら
改善しにくい状況だったりします。
ではここからの話題は
在職スタッフへの目線に切り替えます。
離職率が高い業界であることを
認識しているのならば、
今在職しているスタッフとは
試練を潜り抜けてきた”精鋭”なのだ、
という意識を持たねばなりません。
経営者・管理者とともに
末長く成長していきたいものですよね。
しかし、
そんな精鋭たちですら
日々の業務に追われ続けると
視野は狭まり、
頭も固くなってしまいます。
これすなわち、
「自分本位になってしまう」
ということ。
ECサイトにおいてこれは致命的。
なぜならECサイトは、
目の前に居ないお客様と
心を通わせてコミュニケーションを
取るスキルの発揮が必須だからです。
相手が目に見えないのですから、
しっかり相手の状況を想像して
対応をしなければこちらの誠意は伝わりません。
つまり自分本位でいてはいけないのです。
ではそのためにどうしたら良いのか?
この場合、問題になるのは
思考の偏りと視野の狭まりです。
つまり日常業務とはあまり関連性の無い
部分での刺激を与える必要があります。
たとえば週に一度、
スタッフと膝を突き合わせて
行動心理学を学ぶのもいいでしょうし、
読書会なんかも良いでしょう。
ただ、あまりに学びの角度が硬質だと
息苦しく感じてしまうかもしれません。
そんなときは雑談まじりの
ディスカッションに切り替えて
スタバの研究をしてみるとか、
ディズニーの凄さを語らうなどでも良いのです。
これは私自身にも言えることなのですが、
自分の興味・関心の種は意外に
自分自身でも気がついてないものなのです。
だからこそ自分自身に色々な情報を、
色々な角度から浴びさせて
刺激を与える必要があるのです。
少しレクリエーション的な
アプローチにはなりますが、
人間どこで興味関心の種が
本業へ結びつくか分かりません。
もしかすると、こんなやりとりから
とんでもないアイデアが生まれるかもしれません。
さまざまな情報を収集する姿勢がある限り、
可能性は無限大なのです。
と、いうわけで、
週に1度、1時間ぐらいは
スタッフを含めた全員で
回り道や雑談をしてみるのも
悪くないと思いませんか?
スタッフの知られざる一面を知ったり、
スタッフの得意分野や強みを生かす
運営方針に切り替えられたり、
モチベーションを高められたり、
離職率を下げることができたりと
きっと良い影響が出るはずですよ(^^)