超キレイな仕上がりのバナーはやはりメチャクチャ売れるのか?

ECサイト運営術, コピーライティング, ノウハウ

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「超キレイな仕上がりのバナーは
 やはりメチャクチャ売れるのか?」

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ECサイトといえば
絶対に欠かせないのがバナーですよね。
今回は”売れるバナー”についてお話しします。

実はバナーについての認識は
「マーケッター側の人間」と
「デザイナー側の人間」で
異なっていることが少なくありません。

分かりやすく(且つ乱暴に)
言ってしまえば…

マーケッターは
「売れるデザイン」
をゴールに見据えているのですが

デザイナーは
「美しいデザイン」
をゴールに見据えている感じです。

確かに、あまりにも素人くさい
おかしな構図のバナーでは
クリックするにも抵抗を感じますし、
そのページへの滞在にすら
不安を覚えてしまいます。

今でこそECサイトの水準も
ある一定のレベルで平均化しましたが、
一昔前は怪しげなECサイトも
それなりにありましたよね?(笑)

つまり
その点をクリアしているレベルの
「美しいデザイン」は
最低限必要だと言えます。

しかし
それ以上は見た目の美しさよりも
どれだけクリックしてもらえるか?
の方が重要になってくるのです。

だって、たとえ

「うわ〜キレイなバナー!」

「ハイセンスなデザイン!」

と喜んでもらえても、
結果コンバージョンしなければ
意味がないですもんね…

というわけで、
全体的なムードは美しいが
それ以上でもそれ以下でもない
バナーの量産はもうやめましょう!

それでは一体
「売れるバナーデザイン」とは
どんなものだと思いますか?

そのポイントは4つあります。
それぞれ詳しく見てみましょう。

他のノウハウもどうぞ→  限界を越えるために


(1)視認性が高いこと

いきなり大前提を問いますが、
あまり目立たないバナーを仕上げてくる
デザイナーさんが少なからずいます。
これは調和を優先した結果、
馴染みすぎて目立たないバナーに
なってしまっている状態なのです。

言うまでもなく、
ユーザーの注意を存分に惹きつけて
もらう事こそがバナー本来の役割です。

まずは大前提として、
既存のバナー群に埋もれない
強さを持ったデザインを
ゴールにしましょう。

(2)文字が読みやすいこと

意外に見過ごされがちなのが
文字の大きさだったりします。

確かにデザインの過程では
作業しやすい大きさに拡大しているので、
ついユーザー目線を忘れてしまいがち。

デザイン中のフェーズにおいては
実際にページへ掲載するサイズで出力して

「誰もが読みやすい文字サイズ」
そして
「誰もが見やすい配色」

になっているか
定期的にチェックしましょう。

もう一つの盲点としては、
デザイン作成モードに入っていると
文字も図形の一つとして捉えがち。
つまり、
「読みやすいか?」
「読みにくいか?」
の判断基準も忘れてしまいがちなので
随所に客観的な視点が必要です。

(3)行動を促すコピーが書かれていること

文字が読みやすくなったら
ユーザーの行動を促す
強力なコピーが必要です。

そのバナーを見たユーザーに

・クリックをしてほしいのか?
・いつまでクリックするべきなのか?
・それともただのお知らせバナーなのか?

ユーザーに期待する行動を促す
コピーを盛り込みましょう。

現実的に
バナーに求める役割としては
クリックをさせたいことが
ほとんどだとは思いますが、
だからと言ってその文言を
省くのは大間違いです。

たとえクリックすべきことが
分かりきっている状況においても

「こちらをクリック!」

など、
ユーザーが何をどうするべきかの
コピーが絶対に必要なのです。

自分たちが思っている以上に
人それぞれの認識や行動は
意外と予想できないもの。

具体的な行動を示して
迷わず行動してもらう様にしましょう。

(4)一目でテーマがわかる様にしよう

強力なコピーで行動を促しても、
デザイン自体がテーマとズレていては
期待した行動を引き出すことはできません。

ユーザーにとって1番のベネフィットを
デザイン全面で表現することによって
一瞬で相手の心にリーチするバナーになります。

たとえば
セールのお知らせならば、
誰もが一目でセールだと分かる
デザインが必要になります。

特定商品の特集ならば、
当然その特定商品がメインの構図の
デザインが必要になります。

つまり
相手に考える労力を与えず、
一瞬で内容を理解させる工夫が必要なのです。

「何を当たり前のことを!」

と思いましたか?

いえ、これが意外に盲点なのですよ。

なぜならデザイン工程においては
ついつい「綺麗に見せたい!」
という欲の方が大きくなり、
クリエイティブを捻じ曲げてでも
センス良く見せようとしてしまうもの…

気がつくと制作側ばかりが満足し、
本来のユーザーにしてみると
良くわからないバナーに
なっていることが結構あるのです。


以上が「売れるバナーデザイン」に
必要な4つのポイントなのですが
いかがでしたか?

コピーライティングから
デザインまでの全てを
一人で完結させている場合、
これら4つのポイントから
ズレることは少ないものなのですが

やはり分業で作成を進めていると
それぞれの認識の相違が積み重なり
大きなズレになってくるものです。

プロジェクトの進行前にはこの
「売れるバナーデザイン」
4つのポイントを
あらかじめ計画書に落とし込み
共通の認識を良く擦り合わせして
おくようにしましょう。

ECサイトにおいてバナーは
基本中の基本でありつつ
力量が最も問われるポイントです。

日々最高のクリエイティブを
模索していきましょう!

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