私がピアノの前に座ると彼らは笑った。しかしピアノを弾き始めると!

コピーライティング, ノウハウ, マーケティング

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「私がピアノの前に座ると彼らは笑った。
 しかしピアノを弾き始めると!」

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今回はセールスコピーの
古典的大名作である
「ピアノコピー」から
タイトルを拝借しました。

少しでもセールスコピーや
コピーライティングを学んだ
経験のある方であれば、
この後に続くストーリーが
鮮明に頭に浮かび、
エンディングまで脳内再生して
しまうことでしょう(笑)

もしもあなたがまだ、
この「ピアノコピー」を
読んだことがなくても
今回のタイトルの続きが
気になりませんでしたか?

そうなんです。
この「ピアノコピー」は
ストーリーで組み立てられた
コピーとなっていて、読み込むほどに
先が気になる構成になっているのです。

では、内容を見てみましょう。


ピアノの前にはアーサーと
ジャックという男が2人います。
アーサーは聴衆を魅了するピアニスト。
今まさに素晴らしい演奏を終えた所です。

対してジャックは1音も弾けない男です。


しかし今夜のジャックはなぜか
自信満々でピアノの前に向かうのです。


まるで格好だけはピアニスト。


そんな様子を見た聴衆は
「神にかけても、彼は弾けないよ」
と、ジャックを笑い者にします。


ついに嘲笑は嘲笑を呼び、
会場全体が笑いの渦に。


しかし
ジャックがピアノを弾き始めると…

聴衆が驚きで息をのむほどの
美しい旋律があのジャックの
ピアノから奏でられたのです!


誰もが水を打った様に静まり返り、
嘲笑していた人間から笑みも奪う名演。


完全なる勝利!


聴衆は熱狂的に興奮し、
演奏をかき消すほどの拍手を送ります。


大勢の聴衆に囲まれ、
演奏前とは打って変わって
人気者となったジャックは
ピアノが弾けるようになった理由を
聴衆に話し始めます…



どうだったでしょうか?

原文はかなりの長文なので今回
私が要約したものを載せましたが、
それでもきっと最後まで一気に
読んでしまったのではないでしょうか?

このコピーを読んで
感情が刺激されない人は
そうそう存在しないと思います。

なぜならこのコピーには
色々な感情が動かされる仕掛けが
なされているからなのです。
古典的名作のゆえんですね。

他のノウハウもどうぞ→  ”報われないアノ努力”してませんか?



ではなぜこんなに感情が動くのか?
構造的なポイントを考えてみましょう。

・弱者が強者に打ち勝つ逆転劇である
・ジャックをダメな奴と最初は認識する
・ダメな奴が実は…と驚かされる

これらはどれも似ているようで
ちょっとずつ違うのがミソです。

・人間誰しも
 「弱者が強者に打ち勝つ」
 逆転劇には爽快感を感じますし

・「ジャックをダメな奴と認識する」
 のは同一視的安心感を感じるからです。

そして

・「ダメな奴が実は…」には、
 もしかしたら自分もイケる!
 という希望感を感じるのです。


本来このコピーは
楽器の通信教育をセールスすることを
目的にして書かれたものなのですが、
一切売り込まれる気がしませんよね?


こんなストーリーを読まされたら、
誰もがピアノを弾きこなしたいと
自然に欲求を感じますからね。
つまり理詰めのセールスではなく、
心から納得感が生まれるセールスに
なっているというワケなのです。


もちろん
メールマーケティングにも
この構成はとても効果的です。


ストーリーで語ることが必要なので
使い所は良く良く検討が必要ですが
自社の生い立ちだったり、
商品の開発秘話などにピッタリです。

かなりの共感を生むことになるので、
ストーリー次第では競合との優位性を
浮かび上がらせることすらも可能です。



実はヒットしてきたコピーの数々は、
名作コピーの構成を大胆に
マネたものが少なくありません。
ヒットしたものをマネるのは
ヒットへの最高の近道なのです。


セールスコピーの世界では
このマネるという手法が
コピーの組み立て方としても
正当な手段として知られています。


あなたもぜひマネることから
トライしてみてはいかがでしょうか。



P.S.
ChatGPTは文章要約もできると言った。
しかし、ピアノコピーを要約し始めると!


ピアニストのジャックが
初めて演奏する姿を描写しています。
彼の友人たちは、
彼がピアノを弾けないと思っていたため、
最初は笑っていましたが、
彼が演奏し始めると、
聴衆は驚きと興奮に包まれました。

ジャックは自分自身と音楽に没頭し、
完全な勝利を手にしました。
聴衆からの拍手で包まれた後、
友人たちは彼に質問を投げかけました。



だそうです(笑)
1ミリも感情動かん(笑)

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