言葉の力を見くびってはいけない

コピーライティング, ノウハウ, メール接客術

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「言葉の力を見くびってはいけない」
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こんにちは。
新山尚輝です。


私はメールマーケティングを専門とする
現役のECマーケッターですが、
ECマーケッターである以前に

「セールスコピーライター」

であると自覚しています。



そもそもメールマーケティングとは
その名のとおりメールを媒体とする
マーケティング施策。


文章術無くして最大の成果を
見込むことはまず不可能なのです。


特にコピーライティングとは

「読み手に行動を促す文章技術」。

まさにメールマーケティングに
うってつけのスキルと言えますよね。



しかし…

不思議なことにEC業界では
文章術が重視されることが
あまり多くありません。


それが証拠に、
多くのECサイトのメルマガも
文章にこだわったメルマガは皆無で
商品画像がズラリと並んだだけの
カタログ的なメルマガが
ほとんどだったりします。


これだけだと誤解が生まれそうなので
あらかじめ断っておきますが、
実はこれは間違いではありません。


なぜなら、
商品画像の質が高いということは
購買への意欲を強く掻き立てるからです。


しかし画像の力は
一旦ここまでで終わり、
次は文章の力を必要とする
フェーズに移ります。


なぜならユーザーは商品を前に

「本当にこの商品を買うべきなのか?」

と悩むのが常だから。


これらのユーザーは
自分が納得に値するだけの
文章(情報)を探し始めるので、
有益な情報を提供した上で
ユーザーの行動を促す文章術が
必要になるという構造なのです。

他のノウハウもどうぞ→  お客様は注意書きを読まない



ただし
何気ない言葉によっても
ユーザーの行動が促される
可能性があることも私たちは
この機会に知っておいた方が良いでしょう。


例えばメールのやりとりによる
お問い合わせの返答について。


「何かご不明な点がございましたら、
 ご遠慮なくお気軽にお尋ねください。」


恐らくは結構な確率で、
文章の結びはこうなっているでしょう。


事実私のスタッフも
この結びを多用していました。


しかし毎回、
いつまでも問い合わせの返信が
切れ間なく返ってくるので
いつも仕事が遅れ気味だったのです。


当の本人もなぜこんなに
やりとりが続くのかすっかり困り顔…



ここまででもうお気づきですよね?



そうです。
私のスタッフは
次の仕事に移りたいと願いつつも、

「何かご不明な点がございましたら、
 ご遠慮なくお気軽にお尋ねください。」

と、問い合わせの行動を
自ら促していたからなのです。


この言葉に促されたお客様は、
受け取った言葉通りに
気軽な問い合わせを続けます。


つまり、
何気ない言葉であっても
人は行動を促されて
しまうものなのです。


今あなたがその行動を
促したくないのならば
テンプレ的に言葉を選ぶのは
お互いにとっても
不誠実な行為かもしれません。


特にECサイトでは、
テンプレートの中から
無作為に選んだ文章を
書いてしまいがち。


しかしこの例が示すように、
言葉とは


「あなたが考えている以上に
 相手を動かしてしまうもの」


なのですから、
何となくの言葉を発することは
出来る限りやめましょう。

改めてとなりますが、
言葉の力を見くびっては
いけないのです。


コピーライティングは
今回の様な例も含めた、
「言葉への責任」も
技術の一つとして学びます。


やはりECサイトにも正しい
文章術が必要であることが
お分かりいただけたのでは
ないでしょうか。

新山尚輝(にいやまなおき)

1976年生まれ。ECサイト運営歴15年の現役ECマーケッター/セールスコピーライター。
さまざまな運営トラブルに見舞われ限界まで心身のダメージを負うも、セールスコピーライティングとコミュニケーションライティングを融合した独自のメールマーケティングメソッドで売上を3.2倍に成長。
関係性構築をビジネスの最重要ポイントに掲げ、会員制ECサイトの売上アップにコミットするノウハウを提供中です。
1児の父。ECサイト大好き。音楽大好き。Apple大好き。詳しいプロフィールは→コチラ

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