”ピンチはチャンス”が信じられる理由
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「”ピンチはチャンス”が信じられる理由」
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ECサイトでは
日々膨大なデータを処理します。
受注データに始まり
お客様のデータ。
商品の詳細データに
運営上の分析データ。
う〜ん、軽く振り返ってみるだけでも
なかなかのボリュームですよね。
するとついやらかしてしまうのが
メルマガの誤配信…
あなたにもこんな経験はありませんか?
URLを貼り違えたり、
写真を間違えたり、
誤字脱字・文字化けなどなど…
ただその中でも深刻なのが、
セールページのURL間違い。
期待を込めてクリックした
お客様にしてみれば
全く無関係のページが表示される
ことになるので困惑しかありませんし
ECサイト側にしても
メルマガ配信後の初動の売上見込みが
いきなりゼロになるのですから、
青ざめるどころの話ではありません。
しかし、ここで慌てふためいて
単なるお詫びメールを送るだけでは
「勿体無い」ことを知ってください。
なぜなら
“お詫びメルマガは伸びるから”
「はぁ?間違いは間違いなんだから
速やかにお詫びと訂正をするのが筋だろ!」
と思いましたか?
はい。
確かにご迷惑をおかけしたのは事実ですから
真摯な態度でお詫びをすることは必然です。
しかし、その1度の過ちを
ただの過ちとして終わらせてしまっては
折角に仕込んできた企画やセールも
計画倒れで終わってしまうでしょう…
でも…
実はその失敗、挽回できるんです。
それどころか見込み以上の売上を
狙うことだって出来てしまうんです。
その理由をご紹介しますね。
「お詫び」と題されたメルマガの開封率は
普段の平均値を簡単に凌ぐことがほとんど。
なぜならお客様にしてみると、
サイト側が間違いをするなんて
思ってもみないこと。
だからこそ「何事?」と強い興味が
沸き起こる=開封率が高まるのです。
つまり開封率が高まると
メッセージも伝わりやすくなります。
この状態に持って行けたら、
あなたの独壇場になったも同然。
お詫びに相応しい条件を
しっかりとお客様に提案して
挽回の道筋を立ててみてください。
例えば…
・セール期間を少しだけ延長するとか
・セール対象品をもう数点増やすとか
・限定数をもう少し増やすとか
お客様にしてみると
お詫びをしてもらった上に
利用条件が良くなるのですから
ハッキリ言って得しかありません。
むしろここまで来たら
「失敗してくれてありがとう」
ぐらいの感覚すら生まれるはず(笑)
結果、好意的に受け入れてもらえ
失敗はプラスの出来事にすっかり変化します。
ちなみにここでのポイントは、
あまり深刻にお詫びするのではなく、
少しネタ的にお茶目なタッチに振る舞うと
お客様の反応も売上もより上昇させられますよ。
実はこの現象は心理学的にも
立証されている効果で、
「プラットフォール効果」
と呼ばれています。
これはもともと周囲から
「賢い」と思われてる人がドジをしたら、
逆に周りからの印象が良くなることを指しています。
なるほど、
こう聞くと腑に落ちますよね。
つまりこの効果が表すように、
それほど深刻ではない失敗からは
うまく挽回作を取り入れることで
お客様の信頼や好感を逆に引き出す
ことができるものなのです。
誰でも失敗はしたくないものですが、
もしも次に失敗をしてしまった時は
ただのお詫びでやり過ごすのではなく、
勇気を出してこんな挽回策を
実行してみてください。
きっと想像よりも良い結果が生まれ
見込み以上の売上が出せるでしょう。
まさに”ピンチはチャンス”なのです。
ただしこれに味を占めて
わざと失敗するのはNGです(笑)
その時は本当に信頼を失いますので…